レジャーフィッシング 2016年8月号「マイクロテンヤでのヒラメとマゴチ。潮や運もあるが、そもそもその場にいる条件があったからこそのヒット」

マイクロテンヤでのヒラメとマゴチ。潮や運もあるが、そもそもその場にいる条件があったからこそのヒット

ヒットのキーワードは?

濁りは大敵

釣りながら荒巻さんが竹本さんにそう問うと、竹本さんは苦笑い。そう、前日まで雨が降っていたので周囲はけっこうな濁りだったのだ。

「川の流れ込みが絡むので通常でもこのあたりはすごくクリアというわけではないんですけど、今日はけっこう濁ってますね。あとは切れ藻がひどい。沈むマイクロテンヤに引っ掛かるんですよ」

前回の釣りのときとは状況が大きく違うようだ。しかし狙えば出る! ということで2人とも広範囲に投げて探る。しかし外道はいろいろ釣れるものの、マゴチからの反応がない。次第に潮も止まってきた。そこで仕切り直しとして、濁りと浮遊物が少ない外海側へ出てみることに。

少し出るだけで海の色がガラリと変わった。するとアタリの数が倍以上に。さほど潮も動いていないのに。これほど違うとは……と驚かされる。強い濁りは釣りには大敵のようだ。

この日の濁り。いつもはまだクリアだという。切れ藻もけっこうあって、釣りの邪魔だった

マゴチがヒット!
夏はぜひチャレンジを

遠投してなんとかグレをかわし底へジグヘッドを届ける。そして何投目かに小気味よいアタリでなにやらヒット。小ぶりながら本命マゴチをキャッチした。

「小さいケドやっと来ました。夜ならもうちょっと楽に釣れたでしょうね。でもうれし~!すみません、もっと大きいの釣らないといけないですね」

いえいえ、昼間にお願いしたのはこちらなので。そして潮が変わり、状況も変わったかと元の場所へ戻ってみると、なにやら水の色が最初より悪くなっており、エサ盗りすらアタらない状況に。

アクセス/伊万里市方面から国道204号を西進。松浦市に入って平戸方面を目指しさらに西進。平戸市役所田平支所を過ぎて約600m進んで右折。道なりに海岸部へ向かうと釜田港。
当日ははじめ湾奥の小河川近くの波止で竿を出した。ここで以前マゴチが釣れた。濁りが強くて状況が悪いので外海側で濁りの少ないエリアを狙ったところマゴチがヒットした